7月28日(日)14時(予定)より、日本の総合格闘技団体「RIZIN」が主催する「Yogibo presents 超RIZIN.3(スーパーライジン3)」が開催されます。注目の試合として、ファンが待ち望んでいた朝倉未来 vs 平本蓮の対決があります。また、かつて師弟関係にあった扇久保博正 vs 神龍誠の対戦、MMAに再挑戦する芦澤竜誠 vs 皇治の試合、RIZIN.46から延期された鈴木博昭 vs YA-MANの対戦、ベアナックルルールで行われるジョン・ドッドソン vs 征矢貴の試合も行われます。さらに、現RIZINフェザー級王者の鈴木千裕の負傷により、元世界6階級王者マニー・パッキャオ vs 第4代K-1 WORLD GPスーパーライト級王者安保瑠輝也の試合にも注目が集まっています。
どっちが勝つか予想するメインイベントでは、総合格闘技に転向した平本蓮と朝倉未来の対戦が注目されています。2012年にMMAデビューを果たした朝倉は、“不良格闘技”で名を馳せ、2018年にはUFCに参戦し、矢地祐介に勝利するなど7連勝を達成しました。また、YouTuberとしても人気を博し、その名を広めました。2022年9月には元ボクシング世界5階級王者フロイド・メイウェザーと対戦し、世界中にその名を知らしめました。しかし、2023年7月にはヴガール・ケラモフに敗れ、11月にはYA-MANにも敗れて現在2連敗中です。8か月ぶりの復帰戦となる平本戦では引退をかけており、その本気度が伺えます。一方の平本は、2015年にキックボクシングでプロデビューし、K-1リングで活躍しました。2017年にはK-1ライト級世界トーナメント準決勝でタイの「日本人キラー」ゴンナパー・ウィラサクレックを破り準優勝に輝きました。2019年にはBELLATOR JAPANに参戦し、その後MMAに転向しました。2020年にはMMAデビュー戦を果たしましたが、試合前から舌戦を繰り広げていた萩原京平に対し悔しいTKO負けを喫しました。しかし、アメリカでMMAを学び、2023年の大みそかに行われたRIZIN.45のYA-MAN戦では、フルラウンドの末に判定勝ちを収め、確かな成長を示しました。
3月17日の緊急会見で、朝倉と平本は共に敗北した場合、「引退する」と公言しました。しかし、7月6日のイベント「FACE OFF」では、朝倉が引退を宣言した一方、平本は「俺、引退しない」とその宣言を撤回しました。早くから場外で舌戦を繰り広げていた両者がついにリング上で対決します。2連敗中の朝倉ですが、大一番で「何かをやってくれる」と期待されています。一方、平本もMMAの経験は少ないものの、昨年末のYA-MAN戦で勝利した実力派です。“路上の伝説”朝倉と“悪童”平本。真夏の祭典でどちらが勝利を収めるのか、ファンは手に汗握る展開を期待しています。
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